KAKKU

 
┃秘境、カックー

┃Kakku - カックー

秘境、この言葉が最も似合う場所。それがカックー。最近まで旅行者が訪れた事の無い場所。パオー族の村落の中にひっそりと建つパヤー、あまりにも幻想的な場所。今まで手に届かなかった場所が、ようやく旅行者が訪れるられるようになりました。苦労して行き着いたあなたはきっとその苦労が報われるでしょう。

タウンジーから42kmに位置するカックーは、シャン州の南境の町ナウンモンの東側に位置し、西にはカル山脈を見渡す事が出来る。ここには広大なパヤー群がありながら、近年まで旅行者が訪れる事が出来ませんでした。ただその歴史は古く、12世紀バガン王朝時代にアラウンズィートゥー王によって建立され、度重なる拡張により、現在では1エーカーもの土地に約2,500基ものパヤーが林立する、大規模で、そして芸術的にも価値の高いパヤー群を見る事が出来ます。特に中央の白いパヤーは紀元前に建てられ、歴史も深い遺跡。また各ストゥーパにはビルマ、シャン、パオ様式など、各民族の文化が取り入れられていて興味深い。

カックーは山岳少数民族パオ族が暮らしている地域にあり、パオー族の生活や文化に触れる事が出来る。今でも、機械に頼らず自給自足の生活をする人々、多分水牛で畑を耕す彼らの生活を垣間見る事が出来るでしょう。

ここはパオ族の人々の聖地。特に毎年、3月中旬の1週間、この地で開かれる祭りはャン州の各地から馬車で集まった数千人ものパオー族の人々で賑わう。

数年前までここは戦闘地域で、パオ族とミャンマー政府との和解により、パオー族の管理地域となる前は、ミャンマー人でさえも行き来が出来なかった地域。また現在ではミャンマーの政府軍は入れず、完全にパオー族の自治エリアとなっています。

┃アクセス方法

ニャウンシュエからはバスは無く、タクシーのチャーターが必要。ニャウンシュエから約1時間半、料金は$30前後。さらにカックーに入るには入域料が$3、そしてガイドの同行が必要で、5人までのグループであれば一人つける必要がある、$5。詳細はホテルで訪ねるか、ガイドをするタクシーの客引きに尋ねると良い。

ニャウンシュエからいく場合、まずチャーターしたタクシーでタウンジーに向う。そしてタウンジーからすぐのところで検問があり、ここでチェックを受けた後、パオー族の支配地域に入る。山道一時間ほど進むと、急にカックーの遺跡群が見えて来る。

┃トレッキング

ニャウンシュエからトレッキングでもアクセスすることが出来る。距離もあり、一つ山を越えていくので、結構大変。行きは徒歩ですが、帰りはタクシーをチャーターする必要がある。片道所要6時間。手配に関しては、ニャウンシュエのホテルか旅行代理店で訪ねると良い。




┃カックーの由来

昔、カックーの近くに老夫婦が住んでいて、ある日、お釈迦様の仏像が埋まっているという夢を見ました。皆で夢のお告げに従い、骨を見つけようとしたが見つかりませんでした。しかしある夕方、老夫婦は、藪の奥から光が射しているのを見つけ、その光を辿って藪の中を探したが、光を探し出す事が出来なかった。その時、野生の猪の群れが通り、その中の1匹が鼻で土を掘り始めた。するとお釈迦様の仏像が出てきた。その仏像を祭ったパヤーが由来となっており、カックー・パヤーとは、"猪が助けたパヤー"という意味です。
 
┃遺跡の様子

小高い丘の上にあるパヤーは、現在では、奥行き300m、幅150m、1エーカーもの土地に約2,500基ものパヤーが整然と林立している。正面入り口は西側にあり、中央に向かって幅広い道があり、左右に大小さまざまなトゥーパが建っていて、各ストゥーパにはビルマ、シャン、パオ様式など、各民族の文化が取り入れられていて興味深い。そして突き当りには、敷地内で最も古くて最も大きなスーダウンピー・パヤーがあり、真っ白な今では漆喰で覆われている。何度も修復されているが、紀元前に建てられたという伝承がある。

ほぼ中央に南北に伸びる通りもあり、この2つの道により、歴史別、種類別にストゥーパの特徴が分かれている。その特徴は主に2種類あり、一つは正方形の土台に円錐形の仏塔が建っていて、中央下のくぼみに仏像が納められている。もう一つは長方形の土台に、ひな壇状の仏塔が建っているというもの。

何度かに分けて作られたこの遺跡ですが、その殆どは、19世紀後半から20世紀前半にかけて作られたそうですが、一軒整然と計画的に並べられているようで、種類も大きさもまちまちで、実は後でストゥーパを増やす際に今まで建てたものの間に建てている部分もあり、場所によっては隙間が殆ど無い仏塔もある。又その作りはバガンの建造物とほぼ同じで、レンガや石、そして、石灰などを混ぜた漆喰で作られているのが特徴。  
 
┃クチコミ情報

入域場代$3、ガイド代$5でした。ガイドの方は少し日本語が出来る方でした。私も少しですがミャンマー語がしゃべれたのでお互いに勉強をしながらの楽しい遺跡めぐりでした。







 

 
 
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