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![]() そんな事うんざりするほど聞かれた。 そこにも暮らしている人がいて、フツウにご飯を食べて、フツウに恋してる。 人間の営みなんて最終的に世界中皆一緒。 雨ツユしのげて、ご飯が食べれて、誰かが側にいてくれればそれでいいのかもしれない。 私はそう思ってきたのだけれど違う人もいるらしい。 いや、かくゆう私もいまだに一つの「ご招待」を受けずにいる。 ニューバガンのエーヤワディ川の近く、それなりの観光地らしきパヤーの下に集落がある。 そこにはニェインニェインという友達一家が住んでいるのだが、 「今度はここで泊まりなさい」 と何度言われたことだろう。 何度となく食事の招待は受けてきたが泊まったことはないのだ。 今まで電気もガスも水道もない村の家に泊まったことも数しれず、蟻だらけのモネストリーにも滞在した。 クアラルンプールのバスターミナルで、シャルルドゴール空港の待合室で平気で一夜を明かしてきた。
![]() 数年前は五人だったのだから、若干生活レベルが向上したかもしれない。 皆、例によって熱いお茶をすすりながら私を覗き込む。 他のアジアの国ではお茶に砂糖を入れたりするが、ありがたいことにプレーンティーだ。 「だから、、ザジゴンここに泊まりなさいよ」 お母さんが寝るポーズをとる。 娘達も同じくニッコリ。 こんな時、西洋人は泊まりたくない旨を、 「相手側のマイナス要素」 を挙げ連ねて、ディベートでもするかの勢いで断るのだろう。 私、ザジゴンも普段は、 「ビジネスライクで白黒はっきり、主義主張が強い」 と恐れられるものの、やはり日本人である。 「井戸がないってことは、水は裏の川からか。シャワーは当然川だろう、トイレは?」 私の頭の中にベトナム、メコンで見た光景が広がる。 しゃがんで用をたす人、歯をみがく人、食器を洗う人、石鹸の泡ごと飛び込む子供たち。 「ここの人々の笑顔はなんてステキなんだろう」 と思ったものの、そこで暮らしたいかと問われれば「NO」である。 (第二項へ続く) written by ザジゴン |
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